畝づくりを考え始めてから、いちばん気になっているのが「土の中の主役」。
それが 糸状菌(しじょうきん) です。
「森の土がふかふかしているのは、落ち葉が勝手に消えていくからじゃない」
「糸状菌が、時間をかけて分解して、土を育てているから」
ということを学びました。
今回は、その仕組みを短くまとめます。
糸状菌ってなに?
- 落ち葉や枯れ枝みたいな“繊維質”をゆっくり分解する
- 土の粒をつなげて、ふかふかの構造を作る
- 根が伸びやすい環境を整える
どんな糸状菌が“いい”のか
結論はシンプルで、森っぽい環境で元気な糸状菌。
- 空気がある(ベチャっとしない)
- 繊維質のごはんがある(落ち葉系)
- 乾きすぎない(でも水浸しでもない)
逆に、ずっと湿っていて臭う場所だと、狙いと違う動きになりやすいようです。
だから畝づくりは、水の設計が重要になります。
糸状菌はどこにいる?
探す場所は、森の中でもだいたい決まってます。
- 落ち葉が積もっている場所
- その下の、黒っぽい層
- 朽ち木の下、倒木の周り
- “森の匂い”がする土
枯れた小枝や杉の落葉が狙い目で、菌糸がついているのが目で見えることもあります。
畑づくり目線だと、山林はまさに「糸状菌探しの現場」です。

山が宝に見えてきた
最初はただの山。
でも今は、落ち葉の層を見ると「畝の中に仕込みたい資材」に見えてきます。
もちろん、やみくもに採るつもりはありません。
必要な分だけ、ルールを守って、森を壊さない範囲で。
私たちは、黒部の山林資源を、畑づくりに活かす道を探していきます。
そして、森の循環の恵みを畑へつなぐ、微生物を活用した畝作りを目指します。

