青パパイヤという“野菜”の可能性は?

パパイヤというと、甘い南国フルーツを思い浮かべる方が多いかもしれません。
しかし、東南アジアをはじめとする地域では、パパイヤは「果物」である以前に、「野菜」として日常的に使われています。

いわゆる「青パパイヤ」は、未熟な状態で収穫されたパパイヤのことを指します。
完熟時の甘さとは異なり、クセが少なく、シャキッとした食感が特徴です。
そのため、炒め物、煮込み、和え物、漬物など、幅広い料理に使うことができます。

タイでは、青パパイヤはソムタムをはじめとした家庭料理や屋台料理に欠かせない存在です。
特別な食材ではなく、日々の食事を支える「野菜」として扱われています。
必要な分だけ収穫し、無駄なく使い切る。
その姿は、食と暮らしが自然につながった文化そのものです。

青パパイヤは、調理の自由度が高いだけでなく、加工や業務用途にも適した作物です。
カット野菜、惣菜原料、漬物や発酵食品など、形を変えながら長く活用できる可能性を持っています。

また、栽培面においても特徴があります。
果実が完熟するのを待たずに収穫できるため、生育段階に応じた計画的な生産が可能です。
これは、安定供給や用途別生産を考える上で、大きなメリットとなります。

日本において、青パパイヤはまだ一般的な野菜とは言えません。
一方で、健康志向やエスニック料理への関心の高まり、業務用食材としての需要など、少しずつ受け入れられる土壌が整いつつあります。

私たちは、青パパイヤを「珍しい作物」や「南国の特産品」としてではなく、日常の食卓や業務の現場で使われる“野菜の一選択肢”として位置づけたいと考えています。

黒部の環境に合わせた栽培を行いながら、用途やニーズに応じた形で、青パパイヤの可能性を一つずつ広げていく。
それが、合同会社バララーマの目指す取り組みです。

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